人は悩みを抱えている時、ただ誰かに話を聞いてもらうだけでも、自分の中で消化できたりするものです。
しかし誰にも話ができないくらい、自分を追い込んでしまうようなことも、長い人生ではありえます。
その場合、一歩踏み出してプロのカウンセリングを受ける事で、その苦しみから早く抜け出せるきっかけになります。
自分の経験から考えると、仕事で追い詰められ、泣きながら支離滅裂な話をしている私に対して、カウンセリングの先生はとても優しく接してくれました。
話に対して否定をせず、そんな辛い思いをして大変だったね~と静かに聞いてくれました。
今思うと、あの時に誰かに話をして否定をされたり、責められていたら、立ち直るのにもっと時間が掛かったと思います。
そうして何度か話を聞いてもらい、質問に答えているうちに、自分自身とも冷静に向き合えるようになりました。
身内や友人の意見も大切ですが、時には第三者の立場からアドバイスをもらうことで、気がつくことがあると思います。
ですが、まだまだカウンセリングと聞くと、抵抗を持っている人が少なくないのが現実です。
カウンセリングを受けることは特別なことではありません。
人は悩みを持つのは当たり前ですし、それを解決するための一つの手段ぐらいの感覚で、利用して欲しいと思います。